この記事で解決できる悩み
- 宅建って難しいの?
- 宅建ってどうしたら合格するの?
- 未経験ママでも宅建って取れる?
私は2022年度の宅地建物取引士の試験に合格した、えくぼと申します。
産後3ヶ月で新生児のお世話真っ只中での受験でしたが、一発合格。
無事、不動産業界未経験・初学・初受験で合格を果たしました。
国家資格の一つでもある宅建士。お勤めの会社によっては能力給のようなプラスαのお給料につながったり、転職を考えている人にとっても有利になる資格だったりと、毎年人気の資格ですよね。
ただよく聞くのが「難易度が高い」「一発では合格しないから毎年受ける」など、ネガティブな声も耳にしませんか?
私も上司に目指そうか相談したとき、「どれだけ頑張っても1年は勉強しないと受からないよ〜」と鼻で笑われて、足を踏んづけてやろうかと思いましたよ。笑
でも、不動産業未経験の30代初受験の私でも、実質3ヶ月の勉強で見事一発合格を果たすことができました。
そこで今回は、
- 30代ママのリアルな勉強方法
- 学習時の意識していたポイント
- ママ目線で選ぶ勉強手段別メリット・デメリット
を中心に、勉強方法のヒントをお伝えします。
きっとあなたも、自分のライフスタイルにあった方法で、宅建士の勉強をスタートさせられるはずですよ!
ここから本題です
宅建って独学で受かる?
結論から言うと、必要な勉強量をこなして準備すれば初心者でも合格は狙えます。
ただ私は不動産業界でもない初心者で、かつ出産を控えていたので、通学は無理。
また独学をするにしてもツテもなく、ネットも情報量が多すぎてちんぷんかんぷんだったので、「通信講座」を選択しました。
結果、出産間近&直後でも効率よくインプットすることができ、短期間での合格につながったと思ってます !
いかなる勉強方法でも、試験科目の把握とインプット・アウトプットのバランスをイメージしながら学習を進めることが大切です。また、短期戦であっても出題内容を網羅できれば合格圏内に入れます。自分のライフスタイルに合わせて独学か通信か通学か選んだら、早めに動き出すのがおすすめ!
宅地建物取引士ってどんな試験?
2023年最新版に宅地建物取引士の受験についてまとめています。
試験日程 | 例年10月第3日曜日 ※2022年度は10月16日(日)の開催でした。なお、2022年は12月試験は未実施でした。 |
試験科目・点数配分 | ・宅建業法 20点、民法(権利関係)14点、法令上の制限8点、税・その他8点 計50点満点 ・一問一点の配点(マークシート式) |
試験時間 | 13:00〜15:00 2時間 ※5問免除は異なる |
受験資格 | 特にありません。 性別・国籍・年齢・学歴はもちろん、実務経験や取得しておかなければならない資格等も一切ありません |
合格率 | 15〜18% ※2022年度は17%でした |
合格点 | その年によって異なります。約70%以上取れれば合格と言われています。 ※2022年度は36点がボーダーでした。 (私は自己採点結果41点で合格でした) |
受験資格がないから誰でも受験しやすく、国家資格なので転職や昇給にも有利です。また、勤め先から受験を強制され、ノー勉強で受験する方が毎年一定数いる、という点で合格率が低めになるとも言われています。
50点満点なので問題数が少なく見えますが、範囲が広くとにかく量が多いです。勉強のペース配分、優先順位を念頭に置いて勉強することが大切です。
初めて勉強・受験をする方はもちろん、主婦の方や産休・育休中のママもチャレンジする価値のある資格です!
仕事でのステップアップや復職後の仕事の幅を広げるのにも役立つ資格ですよ!
宅建士合格に必要な勉強時間は?
大体初学の人で300〜350時間以上と言われています。
私の場合は大体トータルで300時間程度でした。
体調が優れないときなどは一問一答だけをやる、寝っ転がりながら動画だけを見るなど、工夫していましたが、とにかく毎日宅建に触れるよう意識していました。
意識していたのは、総時間数の確保ではなく、いかに毎日触れるか・宅建脳を継続するか、です!結局のところは量より質の高さが重要といえます。
宅建士合格に必要な勉強内容とその方法は?
科目おさらい
宅地建物取引士の試験科目は、大きく分けて以下の4つです。
- 宅建業法 …宅建士が守るべき法律。宅建士になった瞬間から適用される項目もあり、よく試験に出ます。
- 民法(権利関係) …ひとことで言うと、全ての生活のルールの基礎。近隣トラブルや所有権争いなどで登場するイメージ。
- 法令上の制限 …街づくりに関する法律や制限を学習します。
- 税・その他 …建物を所有する=税金が必須。その例外や控除などを学ぶ。
大体テキストでは、上記の科目が2〜4冊くらいに分かれている仕様が多いです。
1冊を完璧にしてから次にいくのではなく、バランスよく「まずは全部に目を通そう!」というイメージで進めるのが効率良いです。
30代ママが実践していた勉強方法&意識していたこと3ステップ
勉強方法①:テキスト
全体像を掴む
テキストははじめはバーっと読み進めます。
講義を受講する人も先にバーっと読んで、自分の中に納得点と疑問点を用意しておきます。
テキストは必要最低限のことしか書いていないので、自分の中で「言葉の意味、思っていたのと違ったな」とか「これってどういう意味?」というちょっとした疑問点はとにかく書いていきます。
そして疑問点を潰してから再度頭に戻ると理解度がアップします。
疑問点は付箋に書いて貼っておくと、解決したあと剥がして捨てられるので便利です。
言葉の意味を理解する
初心者にとって難しいと感じてしまう「法律用語」。
親しみもないですし、聴き慣れない言葉が多いですよね。
また問題文の中での日本語の使われ方が普段と異なる点も、学習を阻む要因のひとつです。
大切なのは、少しでも疑問に思ったら調べること!「(ワード) 宅建」「(ワード) 不動産」などで検索するとすぐに出てきますよ。
実際の事例や身の回りのものに置き換えて考えてみる
初心者の私がテキストで説明されてもよくわからなかったのが、「これってどんな場面?どういう状況の話をしているの?」でした。
特に暗記系のところなど覚えにくく、なかなか進まないことも。
ただ宅建で学習する項目は全て「リアルで起こりうるもの・起こったもの」です。
なので、状況が理解しにくいものに出会ったときは、「私の暮らしている街は(実家は)どれに当てはまるんだろう?」「〇〇市はどれに該当するのかな?」と自分の身の回りや過去住んでいた場所で調べてみることで、比較し簡単に覚えることができますよ。
勉強方法②:過去問
過去問は受験の必需品です。大前提は、最低でも必ず2〜3周はすることです。
テキストで1項目学習を終える→該当する箇所の過去問を解く
練習問題をやるイメージです。
ここでは上記でお伝えした言葉の意味や使われ方を学習するのが主な目的です。解けるor解けないではないのがポイント。
ただ私の場合、勉強をはじめたタイミングが遅く、余裕を持って項目ごとの学習ができなかった後悔があります。
最初にお伝えした通り、全体の学習バランスが何よりも重要なので、ここで同じ項目を永遠やってしまうようなら、見切りをつけて次の項目へ進みましょう。
出来なかったところだけをやりこむ
テキストでの学習が終わってからが、過去問の真骨頂。試験直前までやり続けます。
効率よく学習を進めるには、合っていた問題はやらないことです。
①1周目:全部解く
間違えたところはチェックマークを入れて進みます。
全体のバランスを保つために、宅建業法、民法(権利関係)、法令上の制限、税・その他の4分類から項目を選んで進めるとテンパらずに済みます。
②2周目:間違えたところだけ解く
3〜4日間空けておこないます。また間違えた問題には、①のときと異なる色のチェックマークを入れます。
これを繰り返し、一番チェックがついた問題があなたの一番苦手な分野です。徹底的に勉強するのはその項目です。
勉強方法③:模試
時間がなければ書籍でもOK
模試は各予備校が開催しています。(有料)
試験直前にSNSをみると、みんな模試で何点だったかという投稿が目立ち、若干嫌気がさします。笑
模試は試験当日の雰囲気を体験する意味もあるので、1日がかりの一大イベントです。
模試を受ける目的は大きく2点。
- 試験時間を計測すること
- 解く順番を固めること
個人的には時間がなければ書籍でもOKと考えています。
というのも、私は産後すぐの受験だったので外出している場合ではなかったので、書籍1冊計4回分を解いて本番に臨みました。
模試の問題は予備校が作成しているので、試験とは少しズレた問題が出るのが当然で、間違えが多発してみんなショックをうけます。
独学・通学・通信、どれがいい?
勉強方法は様々ありますが、大切なのは自分のライフスタイルに合っているか?ということです。
メリット | デメリット | コスト | スピード | |
独学 | ・自分のペースで学べる ・コストがかからない | ・学習のバランスが全て自分次第 ・最新で正しい情報を見つけるのが困難 ・疑問点の解消が困難 | ◎ | △ |
通学 | ・先生に直接学べる ・リアルタイムで質問ができる ・最短で学べるように設計された授業 | ・時間の制約がある ・決まった場所へ出向く必要がある | △ | ◎ |
通信 | ・好きな場所で学べる ・自分が学習したい項目を選んで学べる ・倍速や一時停止で自分のペースで学べる | ・時間管理をする必要がある ・PCやスマホを用意する必要がある | ○ | ○ |
まとめ
最後に、30代ママの私が合格した勉強方法のポイントをおさらいです。
- 独学や短期戦であっても出題内容を網羅できれば合格圏内に入ることはできる
- 試験科目の把握とインプット・アウトプットのバランスをイメージしながら学習を進めることが大切
- テキスト学習:全体像を掴む・言葉の意味を理解する・実際の事例や身の回りのものに置き換えて考えてみる
- 過去問学習:テキストで1項目学習を終える→該当する箇所の過去問を解く・出来なかったところだけをやりこむ
- 模試:時間がなければ書籍でもOK
- 特に忙しいママや主婦は、通信講座が効率的に学べるからおすすめ
自分のライフスタイルに合わせて独学か通信か通学か選んだら、あとは動き出すだけ!
今すぐ一発で合格を勝ち取る準備をしましょう!